血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度のことを言います。
血糖値は空腹時や運動時には下がり、食事を食べると血糖値は上がります。
●血糖値の正常な目安として
空腹時の血糖値は70mg/dl〜110mg/dl未満、
食後の血糖値は140mg/dl未満です。
(血液100mlあたりに含まれるブドウ糖の量)
私たち人間は、手足を動かすとき、脳を働かせるとき、内蔵を働かせるときなど、エネルギーを必要とします。このエネルギー源がブドウ糖です。ブドウ糖がなければ、私たち体は動かなくなってしまいます。それほど重要なものです。
ですから、この血糖値が正常値より上がったり下がったりすることにより、私たちの身体に様々な症状が現れるのです。高血糖が続くと高血圧症、高脂血症になる可能性が高くなり、さらには脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化なども招きかねません。低血糖が続くと吐き気、めまい、頭痛などの症状が出て、さらには痙攣や昏睡状態に陥ってしまうこともあります。
多くの人は、風邪や下痢などをしたときに、病院で点滴を受けたことがあると思います。
あの点滴はブドウ糖が主な成分なのです。ブドウ糖の点滴をすることにより、体にエネルギーが補充され、体力が回復することにより楽になれるのです。
もっと身近で言えば、ポカリスエットをご存知ですよね。
ポカリスエットもブドウ糖の点滴とほぼ同じ成分となっていて、私は酷い下痢をして病院で点滴を受けたときに、食べられないようでしたポカリスエットを飲んでもいいんですよ、と医者に言われました。ポカリスエットはブドウ糖を補給できるからです。
でも、健康な時にポカリスエットを飲み続けるのは危険です。ブドウ糖が供給過多になり高血糖になってしまいます。私は、これをやったせいで一時的に高血糖になり、あやうく糖尿病になるところでした。
ポカリスエットを飲むときは、スポーツなどで体力を消耗したとき、病気などで食べ物が食べられないときなどに限って下さい。
以上、蛇足も述べてしまいましたが、私たち人間にとってブドウ糖及び血糖値が正常であることがどれだけ重要なことなのかをご存知いただけたのではないでしょうか。
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